お客さんの好意で車両を預かることができたので、ソフテイルCVOモデルのデータのアップデートに利用させて頂きました。この方には08ツーリングが出たばかりの時にも協力してもらいました。電子スロットルになって初めての車両だった記憶があります。
ソフテイルCVOは他のモデルと違い、制御が少し違うのでデータ取りに使える器材が限定されてしまうのが難点です。
今回はブラスマフラー標準インナー仕様と北米マフラーを装着した状態で、全域での点火タイミング、目標空燃比の見直しをしました。時間の都合で色々な仕様の燃調のデータを取ることができませんでしたが、点火タイミングに関しては限界値がはっきりしました。あとはもっと色々なマフラーに対しての燃調データを構築していくのが課題です。
ツーリングモデルのCVO110ciとは違って車体が軽いのでパワー感が伝わりやすく、回転上昇もやたらと速いですね。
以前から感じてはいましたが、110ciモデルはパワーはありますが発熱も多く、ストップ&ゴーの続く市街地の運転ではすぐにオーバーヒート気味(ノーマルよりはマシ)になってしまいがちです。少し燃費が犠牲になっても、空燃比を濃い目にセットした方が得策かもしれません。
これからコンピューターチューニングを考えている110ciモデルのオーナーの方は是非ご相談ください。時間はかかりますがデータ収集の為、しばらくは現車セッティングして通常価格と同じでお渡しできると思います。
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