今回も天候に恵まれ、新規&仕様変更など充実した一日になりました。バイクを乗り換えてまた来てくれた方や、マフラーを何度も変更される方など、すでに顔馴染みになってしまった人たちもいました。いつもほんとうにありがとうございます。皆さんモーターステージのセッティングを気に入ってくれたでしょうか?もしも気になる点があれば気軽に相談してください。
エンジンマネージメントの正解は一つだけではありません。発熱の抑制とレスポンスの向上を掲げて、ガソリン垂れ流しセッティングを推し通す有名プロショップも存在しますが、それも一つの正解なのかもしれません。モーターステージでは”燃費とパワーの両立”を一つの目標にしています。我々のような庶民が作るデータはどうしても欲張りになってしまう傾向ですね。他社ですでにチューニング済みで何か疑問を感じている方がおられましたら、純正コンピューター、フルコンに関わらず、一度気軽にご相談ください。
ダイレクトリンクに限らずフルコンや色々な調整ツールに携わることで、セッティングの流れや精度を日々向上させてきました。これからも良いデータを提供できるように努力していきます。
さて突然ですが、次は5月18日にナップス世田谷店さんで出張トランスファーを実施することが決定しました。クラブハーレー誌にも情報の掲載を予定していますので是非チェックしてください。
都心のカスタム事情にも興味深々です。
motor
3月16日は全国的に天気に恵まれましたね。ツーリングに出かけた人も多かったのではないでしょうか?
全部の画像を掲載できていませんが、福岡出張トランスファーは成功したような?感じでした。本当は社長の観光目的だったのかもしれません…
偶然かも知れませんが、O2センサーエンリッチナーを取り付けている方が多かったですね。
これはO2センサーから発生する電圧をごまかして、O2センサーが管理している領域(ノーマルセッティングでは運転上のほぼ全域)をマンベンなく、かつ微妙に燃料を濃くするあいまいな部品ですが、これだと変わって欲しくないところまで全部一緒に濃くなってしまいます。そのくせアクセルをワイドオープンした時はO2センサーの管理が止まるので何も変化しません。しかも結構値段も高い。
しっかり目標値を持ってメリハリのある燃調&点火セッティングを心がけている側からすると、とても信じられない部品です。
トランスファーしてくださった方々のこの部品はあっけなくゴミになっていくことでしょう。
駆けつけて来てくれた方々、スタッフの方々、ほんとうにありがとうございました。 バイクシーズンを満喫してください!
次の3月23日は浜松店さんに伺います。
motor
2014年式ツーリングモデル103cid空冷モデルのトランスファECMデータ作成がようやく一区切りしました。まずはスリップオンマフラー用データの完成です。 今回もセルボタンを押した瞬間からレッドゾーンまで全ての領域で点火タイミング&空燃比や運転マネージメントの設定を変更しています。
確認のためにノーマルデータでマフラーのみFAT-MAN12mmに交換してデータを取りました。全体的に薄い設定ですが特に狂いも無く、ノーマルの設定空燃比にほぼ全域でおさまっていました。ノーマルデータでも非常に乗りやすく優秀でしたが、それをさらに底上げすることが我々の仕事です。
マフラーの内部構造を何種類か準備してそれぞれデータ取りしました。エアクリーナーは一見ノーマルですが、中身は空っぽのスペシャル。
ブラスマフラーはもちろんですが、アフターマーケットではメジャーなラインハートやV&Hのラインナップにも対応可能です。ただ、ノーマルのエキゾーストパイプではどんな構造のマフラーにしても性能に大差は出ませんし爆音にもなりません。
さらにパワーアップさせるには、やはりエキゾーストパイプの交換が必要なことを再認識しました。
ナップスさんへの出張にもこの新しいデータをもって行けそうです。
motor
先日の2013年式ロードキングCVOのオーナーから、音質をもっと低音にして欲しいとの要望で車両をお預かりしました。
この車両は2in2独立パイプ+FATーMAN インナーフルオープン仕様なのですが、2009年式以降のエキゾーストパイプのスタイルで2in2独立パイプにすると、どうしても”バリバリ”とか”バラバラ”といった高音域が目立ってくる傾向なのは以前から説明していますが、ストレート排気構造にするとその傾向はより強調されてしまいます。
今回は音量をキープしつつ高音域をできる限り少なくする対策として、取り外した遮蔽板の再取り付けとインナーサイレンサーの穴径を16mm(限界です)まで拡大、ついでにECMセッティングデータの見直しも行いました。 おかげで良いデータが取れました。
音量よりも、角の無い重圧感のある音質を求める方々には2-1-2の集合タイプエキゾーストパイプをお勧めします。
motor
トランスファーのデータをアップデートしました。
CVOモデルに装着されているカムシャフトの特性で排気脈動が激しく、データ取りに時間が掛かりましたが、今回のアップデートでは始動直後の暖機状態から街乗り、全開領域までもう一度見直されています。2014年式から燃料の制御方法が変更されたので、今回のアップデートに関しては2011-2013のコンバーチブル&ブレイクアウトに限定されます。
標準の6mmサイレンサーからデータを見直しましたが、燃料の入り方からすると6mmでは若干役不足な感じですが、それでもノーマルと比較すると別物です。
インナーは12mmまで大きくしてデータを確認しました。少し音量が増えますが、1800ccのこのエンジンには8mm以上のインナーが標準として妥当かもしれません。
どのモデルにも共通して言えますが、遮蔽板有り12mmインナーのブラスマフラーはストレート排気と同等のパワーを発生させ、なおかつストレート構造以上の低速トルクを得られるので、ハーレー用マフラーの中では最強の部類に入ると確信しています。
今回も車両協力してくださった方には大感謝です。ありがとうございました。
引き続き、2014年ツーリングモデルに取り掛かります。
motor
THUNDER-MAXの新作が発売になりました。お待ちかねだった方もいるのではないでしょうか?TWIN-TECは今年に入ってようやく2008-2013までのツーリングモデル用が発売になった所ですが、物の良し悪しは別としてもZippersの開発スピードはさすがです。つい最近2011-2013ソフテイルCVO用も登場したので、これでTHUNDER-MAXはH-Dの全てのインジェクションモデル用がラインナップされたことになります。
少量ですが現地にオーダーしてありますので近日中に入荷できる予定です。O2センサーを取り付けるためにエキゾーストパイプの交換もしくは加工が必要になります。我こそはという方からの連絡を待っています。
THUNDERーMAX 2014年ツーリングモデル&ソフテイルCVO用 単体価格¥105000(税別)
THUNDER-MAX 2011-2013年 ソフテイルCVO用 単体価格¥105000(税別)
取付け工賃 ¥20000(税別)
エキゾーストパイプ O2センサーボス加工 ¥16000(税別)
motor