6月29日 ナップス前橋店にて出張トランスファーを実施します。予約もナップスさんで随時受け付けています。
何のためにコンピューターチューニングをするのか? ノーマルの現状で不満はないのになぜ必要なのか?という質問が減りませんが、それと同時にノーマルコンピューターのチューニングと交換タイプのコンピューター(サンダーマックス、ツインテック)との違いを質問されます。 今回はそれについて少し触れてみます。
細かく言えば、それぞれが持っている機能や調整方法に個性はありますが、チューニングの目標値や得られる出力は全く同じです。
ノーマルコンピューターより、ツインテックのほうがパワーが上がるなどと言う根拠の無い説明をしているプロショップもあるようですが、一台のバイクをチューニングするとして、ノーマルコンピューターを使った場合と、コンピューターを交換する場合とでは出力に差は出ません。
極端に言えば、TC88 EFIモデル初期のノーマルコンピューターチューニングと現在最新の交換コンピューターを比較したとしても同じです。結局は物理的な状態(エンジンの状態や装着されている吸排気系パーツ等)によって決まります。
どのコンピューターでも、”あらかじめ作られたセッティングデータを基軸にして” 温度、気圧等の自然環境の変化に対応していけますが、あらかじめ作られたセッティングデータと現実に要求されているセッティングに大きくズレが生じるような場合には、燃料自動補正機能を持つ交換タイプのコンピューターが有利です。ノーマルコンピューターでは物理的な仕様の違いによるセッティングのズレを自動補正することはできません。
ただ、そのズレを無くす為にたくさんのセッティングデータを製作しています。
インターネット上では様々な情報や見解があると思いますが、我々が経験してきた現実や考え方を説明できるチャンスだと考えています。何が正しいのかスッキリするためにも是非足を運んで下さい。
それでもし、納得のできるものだと感じてもらえた時はトランスファーチューニングを採用してください。
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オーナーの要望でV&Hショートショットスタッガード+クワイエットッフル、RSD新作の”BULANT AIR CREANER ” を装着しました。
XLのプーリーデザインを参考にしていると思われるこのエアクリーナーは、今までのラインナップと比べてコンパクトになっており、足にも当たらなくなっていました。何よりゴツくなくてカッコ良いです。
マフラーを主力としたパーツメーカーとして活動している我々に向けてのこのオーダーは怒りを通り超えてションボリでしたが、カッコ良いパーツは素直に見習わなければなりませんね。ただ、このマフラーに関しては街中で多用とする2000rpmまでのトルクの細さが目立ってしまい、Uターンや信号の右左折は気持ち良くないです。トランスファーチューニング後はいくらかマシになるものの、充分とは言えません。好みのカッコにするという目的で割り切ってくださいね。
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2014年式FLHX+北米マフラーのトランスファーセッティングデータを作成しました。
エアクリはステルスST-1を装着しましたが、本来2014ツーリングモデル純正カバーは装着できません。今回はカバーとエアクリの間にスペーサーを追加し、センターボルトも別の物を使って装着しています。
データを個別に作成する場合、本来は¥63000+追加費用が発生するのですが当社で必要なデータと判断した場合は車両をサンプリング提供して下さることを条件に、通常のトランスファーの料金で対応することができます。当然その車両の、その現状でセッティングする訳ですから精度の良さは格別です。 現在は水冷ツーリングモデルのデータが不足しているので、我こそはという方はご相談ください。
気になるアイドリング時の発電量も13.8Vは確保できています。オーディオ類が作動している状態なので、他のモデルでも全く問題ないのは言うまでもないですね。油圧も問題無いのですが、油温が上がってオイルがシャバシャバになると油圧が抜けていくのはノーマルの状態でも同じです。今年のモデルから油圧計が無くなったのはユーザーの過剰な心配を取り除く為でしょうか? ただ、純正の標準グレードオイルでは役不足なことが海外の情報でも実際に取り上げられています。
モーターステージではBig-Twinには”MOTUL300V 20w-60”を使用しています。いつも使ってもらいたいのですが、なかなか高価なオイルです。過酷なシーズンだけでもみなさんのハーレーに採用してみてはどうでしょうか?
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天候に恵まれ、たくさんの方々に来店していただきました。そして東京のハーレーユーザーの多さには驚かされました。
作業内容は仕様変更、新規など盛り沢山でしたが、その中で車両の個体特有のノッキングに悩まされていたユーザーさんがいました。何とか解決できました が、時々現れるノッキングが発生しやすい車両の原因が未だはっきりと特定できていません。点火タイミングを早めていく方向でトルクを稼いでいますが ノーマルの状態で、すでにノッキングが発生している車両は要注意です。点火タイミングを早めたチューニングデータが通用しません。
今後どのようなデータにするべきかは課題ですが、現状はオーナーさんから届いた情報を元に慎重にデータを選んでいく方向です。
来店してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
次回の出張トランスファーは6月29日ナップス前橋店で開催します。
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5月18日 ナップス世田谷店さんのイベントにトランスファーチューニングで参加します。
インジェクションチューニングはハーレーの定番カスタムとなってきた感じですが、何のためにコンピューターチューニングをするのか? ノーマルの現状で不満はないのになぜ必要なのか?という問い合わせも減ることがありません。
我々が皆さんのハーレーのコンピューターに何をしているのかを説明させてもらえるチャンスだと思っています。文面の説明だけでは伝わらないこともたくさんあるので、この機会に足を運んでみてはどうでしょうか?十分に理解しているという方にも、我々モーターステージがどんな考え方でチューニングしているのかを知ってもらいたいと思っています。 もしモーターステージの考え方に納得してもらえたなら、トランスファーチューニングを皆さんのハーレーに採用して下さい。
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XLモデルのメーター移設は定番のカスタムで、エンジンに直接に取り付けるこのタイプをよく見かけます。
本来、スピードメーターは超精密でデリケートな部品です。エンジンの振動はスピードメーターにとって破壊的な振動と言っても言い過ぎではないでしょう。当然このような破壊的な振動を延々と受け続ける設計はなされていません。今回このメーターは壊れてしまいましたが、上記の特性を知れば壊れてしまったことに何の疑問も無いのは誰でも分かることですね。 この位置にメーターをつけている人は一刻も早く元に戻すか、別の位置にマウントするべきです…
XLモデルのカスタムではメーターの位置は課題でもあります。今後はメーターを埋め込めるタンクの製作にもトライしてみます。 現実的な価格で販売できるかが課題ですね。
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ベビーブラスシリーズは76スラッシュ/63スラッシュを通常製品より100mm短く製作し、装着状態ではスラッシュ面が45度下を向いているマフラーです。
マフラーの容量が小さいと当然音量&音質の問題が付きまとってくるのですが、性能を落とさずに解決しています。
特徴的なブラスエンドはずっと以前から考えていたものですが、製作方法やコスト面で納得のできる解決方法を見出せずにいましたが最近ようやく生産体制を整えることができました。装着してみるとごく普通の当たり前のような部品に見えてしまいますが、試行錯誤が繰り返されています。
ベビーブラスシリーズに標準装備されているこのブラスエンドは、すでに76/63/グライドスラッシュを使用しているユーザーや、これから購入を考えている方も追加で購入することで装着することができます。
そのうちエンドをメッキ、マフラーは黒なんていう組み合わせも試してみたいですね。ショートショットガンエキパイとの組み合わせも良さそうです。
ベビーブラス76/ 63スラッシュ クロームメッキ ¥78000(¥84240 税込み)ブラスバフエンドが標準組み込みです
*スリップオンマフラーの中では価格トップクラス!
補修販売 ブラスエンド単体価格 バフ仕上げ¥8000(¥8640/1個 税込み)1台分は2個必要です。
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今回も天候に恵まれ、新規&仕様変更など充実した一日になりました。バイクを乗り換えてまた来てくれた方や、マフラーを何度も変更される方など、すでに顔馴染みになってしまった人たちもいました。いつもほんとうにありがとうございます。皆さんモーターステージのセッティングを気に入ってくれたでしょうか?もしも気になる点があれば気軽に相談してください。
エンジンマネージメントの正解は一つだけではありません。発熱の抑制とレスポンスの向上を掲げて、ガソリン垂れ流しセッティングを推し通す有名プロショップも存在しますが、それも一つの正解なのかもしれません。モーターステージでは”燃費とパワーの両立”を一つの目標にしています。我々のような庶民が作るデータはどうしても欲張りになってしまう傾向ですね。他社ですでにチューニング済みで何か疑問を感じている方がおられましたら、純正コンピューター、フルコンに関わらず、一度気軽にご相談ください。
ダイレクトリンクに限らずフルコンや色々な調整ツールに携わることで、セッティングの流れや精度を日々向上させてきました。これからも良いデータを提供できるように努力していきます。
さて突然ですが、次は5月18日にナップス世田谷店さんで出張トランスファーを実施することが決定しました。クラブハーレー誌にも情報の掲載を予定していますので是非チェックしてください。
都心のカスタム事情にも興味深々です。
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3月16日は全国的に天気に恵まれましたね。ツーリングに出かけた人も多かったのではないでしょうか?
全部の画像を掲載できていませんが、福岡出張トランスファーは成功したような?感じでした。本当は社長の観光目的だったのかもしれません…
偶然かも知れませんが、O2センサーエンリッチナーを取り付けている方が多かったですね。
これはO2センサーから発生する電圧をごまかして、O2センサーが管理している領域(ノーマルセッティングでは運転上のほぼ全域)をマンベンなく、かつ微妙に燃料を濃くするあいまいな部品ですが、これだと変わって欲しくないところまで全部一緒に濃くなってしまいます。そのくせアクセルをワイドオープンした時はO2センサーの管理が止まるので何も変化しません。しかも結構値段も高い。
しっかり目標値を持ってメリハリのある燃調&点火セッティングを心がけている側からすると、とても信じられない部品です。
トランスファーしてくださった方々のこの部品はあっけなくゴミになっていくことでしょう。
駆けつけて来てくれた方々、スタッフの方々、ほんとうにありがとうございました。 バイクシーズンを満喫してください!
次の3月23日は浜松店さんに伺います。
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2014年式ツーリングモデル103cid空冷モデルのトランスファECMデータ作成がようやく一区切りしました。まずはスリップオンマフラー用データの完成です。 今回もセルボタンを押した瞬間からレッドゾーンまで全ての領域で点火タイミング&空燃比や運転マネージメントの設定を変更しています。
確認のためにノーマルデータでマフラーのみFAT-MAN12mmに交換してデータを取りました。全体的に薄い設定ですが特に狂いも無く、ノーマルの設定空燃比にほぼ全域でおさまっていました。ノーマルデータでも非常に乗りやすく優秀でしたが、それをさらに底上げすることが我々の仕事です。
マフラーの内部構造を何種類か準備してそれぞれデータ取りしました。エアクリーナーは一見ノーマルですが、中身は空っぽのスペシャル。
ブラスマフラーはもちろんですが、アフターマーケットではメジャーなラインハートやV&Hのラインナップにも対応可能です。ただ、ノーマルのエキゾーストパイプではどんな構造のマフラーにしても性能に大差は出ませんし爆音にもなりません。
さらにパワーアップさせるには、やはりエキゾーストパイプの交換が必要なことを再認識しました。
ナップスさんへの出張にもこの新しいデータをもって行けそうです。
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