天候に恵まれ、たくさんの方々に来店していただきました。そして東京のハーレーユーザーの多さには驚かされました。
作業内容は仕様変更、新規など盛り沢山でしたが、その中で車両の個体特有のノッキングに悩まされていたユーザーさんがいました。何とか解決できました が、時々現れるノッキングが発生しやすい車両の原因が未だはっきりと特定できていません。点火タイミングを早めていく方向でトルクを稼いでいますが ノーマルの状態で、すでにノッキングが発生している車両は要注意です。点火タイミングを早めたチューニングデータが通用しません。
今後どのようなデータにするべきかは課題ですが、現状はオーナーさんから届いた情報を元に慎重にデータを選んでいく方向です。
来店してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
次回の出張トランスファーは6月29日ナップス前橋店で開催します。
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5月18日 ナップス世田谷店さんのイベントにトランスファーチューニングで参加します。
インジェクションチューニングはハーレーの定番カスタムとなってきた感じですが、何のためにコンピューターチューニングをするのか? ノーマルの現状で不満はないのになぜ必要なのか?という問い合わせも減ることがありません。
我々が皆さんのハーレーのコンピューターに何をしているのかを説明させてもらえるチャンスだと思っています。文面の説明だけでは伝わらないこともたくさんあるので、この機会に足を運んでみてはどうでしょうか?十分に理解しているという方にも、我々モーターステージがどんな考え方でチューニングしているのかを知ってもらいたいと思っています。 もしモーターステージの考え方に納得してもらえたなら、トランスファーチューニングを皆さんのハーレーに採用して下さい。
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XLモデルのメーター移設は定番のカスタムで、エンジンに直接に取り付けるこのタイプをよく見かけます。
本来、スピードメーターは超精密でデリケートな部品です。エンジンの振動はスピードメーターにとって破壊的な振動と言っても言い過ぎではないでしょう。当然このような破壊的な振動を延々と受け続ける設計はなされていません。今回このメーターは壊れてしまいましたが、上記の特性を知れば壊れてしまったことに何の疑問も無いのは誰でも分かることですね。 この位置にメーターをつけている人は一刻も早く元に戻すか、別の位置にマウントするべきです…
XLモデルのカスタムではメーターの位置は課題でもあります。今後はメーターを埋め込めるタンクの製作にもトライしてみます。 現実的な価格で販売できるかが課題ですね。
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ベビーブラスシリーズは76スラッシュ/63スラッシュを通常製品より100mm短く製作し、装着状態ではスラッシュ面が45度下を向いているマフラーです。
マフラーの容量が小さいと当然音量&音質の問題が付きまとってくるのですが、性能を落とさずに解決しています。
特徴的なブラスエンドはずっと以前から考えていたものですが、製作方法やコスト面で納得のできる解決方法を見出せずにいましたが最近ようやく生産体制を整えることができました。装着してみるとごく普通の当たり前のような部品に見えてしまいますが、試行錯誤が繰り返されています。
ベビーブラスシリーズに標準装備されているこのブラスエンドは、すでに76/63/グライドスラッシュを使用しているユーザーや、これから購入を考えている方も追加で購入することで装着することができます。
そのうちエンドをメッキ、マフラーは黒なんていう組み合わせも試してみたいですね。ショートショットガンエキパイとの組み合わせも良さそうです。
ベビーブラス76/ 63スラッシュ クロームメッキ ¥78000(¥84240 税込み)ブラスバフエンドが標準組み込みです
*スリップオンマフラーの中では価格トップクラス!
補修販売 ブラスエンド単体価格 バフ仕上げ¥8000(¥8640/1個 税込み)1台分は2個必要です。
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今回も天候に恵まれ、新規&仕様変更など充実した一日になりました。バイクを乗り換えてまた来てくれた方や、マフラーを何度も変更される方など、すでに顔馴染みになってしまった人たちもいました。いつもほんとうにありがとうございます。皆さんモーターステージのセッティングを気に入ってくれたでしょうか?もしも気になる点があれば気軽に相談してください。
エンジンマネージメントの正解は一つだけではありません。発熱の抑制とレスポンスの向上を掲げて、ガソリン垂れ流しセッティングを推し通す有名プロショップも存在しますが、それも一つの正解なのかもしれません。モーターステージでは”燃費とパワーの両立”を一つの目標にしています。我々のような庶民が作るデータはどうしても欲張りになってしまう傾向ですね。他社ですでにチューニング済みで何か疑問を感じている方がおられましたら、純正コンピューター、フルコンに関わらず、一度気軽にご相談ください。
ダイレクトリンクに限らずフルコンや色々な調整ツールに携わることで、セッティングの流れや精度を日々向上させてきました。これからも良いデータを提供できるように努力していきます。
さて突然ですが、次は5月18日にナップス世田谷店さんで出張トランスファーを実施することが決定しました。クラブハーレー誌にも情報の掲載を予定していますので是非チェックしてください。
都心のカスタム事情にも興味深々です。
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3月16日は全国的に天気に恵まれましたね。ツーリングに出かけた人も多かったのではないでしょうか?
全部の画像を掲載できていませんが、福岡出張トランスファーは成功したような?感じでした。本当は社長の観光目的だったのかもしれません…
偶然かも知れませんが、O2センサーエンリッチナーを取り付けている方が多かったですね。
これはO2センサーから発生する電圧をごまかして、O2センサーが管理している領域(ノーマルセッティングでは運転上のほぼ全域)をマンベンなく、かつ微妙に燃料を濃くするあいまいな部品ですが、これだと変わって欲しくないところまで全部一緒に濃くなってしまいます。そのくせアクセルをワイドオープンした時はO2センサーの管理が止まるので何も変化しません。しかも結構値段も高い。
しっかり目標値を持ってメリハリのある燃調&点火セッティングを心がけている側からすると、とても信じられない部品です。
トランスファーしてくださった方々のこの部品はあっけなくゴミになっていくことでしょう。
駆けつけて来てくれた方々、スタッフの方々、ほんとうにありがとうございました。 バイクシーズンを満喫してください!
次の3月23日は浜松店さんに伺います。
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2014年式ツーリングモデル103cid空冷モデルのトランスファECMデータ作成がようやく一区切りしました。まずはスリップオンマフラー用データの完成です。 今回もセルボタンを押した瞬間からレッドゾーンまで全ての領域で点火タイミング&空燃比や運転マネージメントの設定を変更しています。
確認のためにノーマルデータでマフラーのみFAT-MAN12mmに交換してデータを取りました。全体的に薄い設定ですが特に狂いも無く、ノーマルの設定空燃比にほぼ全域でおさまっていました。ノーマルデータでも非常に乗りやすく優秀でしたが、それをさらに底上げすることが我々の仕事です。
マフラーの内部構造を何種類か準備してそれぞれデータ取りしました。エアクリーナーは一見ノーマルですが、中身は空っぽのスペシャル。
ブラスマフラーはもちろんですが、アフターマーケットではメジャーなラインハートやV&Hのラインナップにも対応可能です。ただ、ノーマルのエキゾーストパイプではどんな構造のマフラーにしても性能に大差は出ませんし爆音にもなりません。
さらにパワーアップさせるには、やはりエキゾーストパイプの交換が必要なことを再認識しました。
ナップスさんへの出張にもこの新しいデータをもって行けそうです。
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先日の2013年式ロードキングCVOのオーナーから、音質をもっと低音にして欲しいとの要望で車両をお預かりしました。
この車両は2in2独立パイプ+FATーMAN インナーフルオープン仕様なのですが、2009年式以降のエキゾーストパイプのスタイルで2in2独立パイプにすると、どうしても”バリバリ”とか”バラバラ”といった高音域が目立ってくる傾向なのは以前から説明していますが、ストレート排気構造にするとその傾向はより強調されてしまいます。
今回は音量をキープしつつ高音域をできる限り少なくする対策として、取り外した遮蔽板の再取り付けとインナーサイレンサーの穴径を16mm(限界です)まで拡大、ついでにECMセッティングデータの見直しも行いました。 おかげで良いデータが取れました。
音量よりも、角の無い重圧感のある音質を求める方々には2-1-2の集合タイプエキゾーストパイプをお勧めします。
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トランスファーのデータをアップデートしました。
CVOモデルに装着されているカムシャフトの特性で排気脈動が激しく、データ取りに時間が掛かりましたが、今回のアップデートでは始動直後の暖機状態から街乗り、全開領域までもう一度見直されています。2014年式から燃料の制御方法が変更されたので、今回のアップデートに関しては2011-2013のコンバーチブル&ブレイクアウトに限定されます。
標準の6mmサイレンサーからデータを見直しましたが、燃料の入り方からすると6mmでは若干役不足な感じですが、それでもノーマルと比較すると別物です。
インナーは12mmまで大きくしてデータを確認しました。少し音量が増えますが、1800ccのこのエンジンには8mm以上のインナーが標準として妥当かもしれません。
どのモデルにも共通して言えますが、遮蔽板有り12mmインナーのブラスマフラーはストレート排気と同等のパワーを発生させ、なおかつストレート構造以上の低速トルクを得られるので、ハーレー用マフラーの中では最強の部類に入ると確信しています。
今回も車両協力してくださった方には大感謝です。ありがとうございました。
引き続き、2014年ツーリングモデルに取り掛かります。
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ナップスさんへの出張ですが、今回初の福岡店さんへ3月16日、恒例の浜松店さんへ3月23日に行く予定です。
14年XLモデルのデータは現在、色々な仕様で作りこんでいる最中なので何とか間に合いそうですが、14年ツーリングモデルに関しては、まだデータがそろっていないので事前に問い合わせて下い。
今年に入ってからのアップデートですが、13年までのXL1200+クロームワークス、13年までのツーリングモデルCVO1800ccの独立EXパイプ+V&Hハイアウトプットのデータを煮詰め直しました。
今までは似たような仕様のデータで対応していましたが、やっぱりそれ専用にすると気持ちいいですね。アクセル全開のセッティングだけならすぐに終わってしまうのですが、無駄な燃料をできるだけ排除して乗りやすくパワフルにできるかをいつも考えながらデータを作っているので、早くたくさんのデータを量産することができません。協力してくれた方々には本当に感謝です。
いつも無愛想で話し難く、対応も悪いと定評のあるモーターステージですが、この機会に現地で我々の実態を確認してみてはどうでしょうか?
所変われば生活環境や習慣も違ってきますが、今回初めて行く福岡の皆さんはどんなカスタムをしているのか我々も楽しみです。
皆さんからの連絡をお待ちしています。
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